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Kubernetes v1.17 のドキュメントは積極的にメンテナンスされていません。現在表示されているバージョンはスナップショットです。最新のドキュメントはこちらです: 最新バージョン

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実行中のコンテナへのシェルを取得する

このページはkubectl execを使用して実行中のコンテナへのシェルを取得する方法を説明します。

始める前に

Kubernetesクラスターが必要、かつそのクラスターと通信するためにkubectlコマンドラインツールが設定されている必要があります。 まだクラスターがない場合、Minikubeを使って作成するか、 以下のいずれかのKubernetesプレイグラウンドも使用できます:

バージョンを確認するには次のコマンドを実行してください: kubectl version.

コンテナへのシェルの取得

このエクササイズでは、1つのコンテナを持つPodを作成します。 コンテナはnginxのイメージを実行します。以下がそのPodの設定ファイルです:

application/shell-demo.yaml
apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: shell-demo
spec:
  volumes:
  - name: shared-data
    emptyDir: {}
  containers:
  - name: nginx
    image: nginx
    volumeMounts:
    - name: shared-data
      mountPath: /usr/share/nginx/html

Podを作成します:

kubectl create -f https://k8s.io/examples/application/shell-demo.yaml

コンテナが実行中であることを確認します:

kubectl get pod shell-demo

実行中のコンテナへのシェルを取得します:

kubectl exec -it shell-demo -- /bin/bash
備考: ダブルダッシュの記号 “–” はコマンドに渡す引数とkubectlの引数を分離します。

シェル内で、ルートディレクトリーのファイル一覧を表示します:

root@shell-demo:/# ls /

シェル内で、他のコマンドを試しましょう。以下がいくつかの例です:

root@shell-demo:/# ls /
root@shell-demo:/# cat /proc/mounts
root@shell-demo:/# cat /proc/1/maps
root@shell-demo:/# apt-get update
root@shell-demo:/# apt-get install -y tcpdump
root@shell-demo:/# tcpdump
root@shell-demo:/# apt-get install -y lsof
root@shell-demo:/# lsof
root@shell-demo:/# apt-get install -y procps
root@shell-demo:/# ps aux
root@shell-demo:/# ps aux | grep nginx

nginxのルートページへの書き込み

Podの設定ファイルを再度確認します。PodはemptyDirボリュームを持ち、 コンテナは/usr/share/nginx/htmlボリュームをマウントします。

シェル内で、/usr/share/nginx/htmlディレクトリにindex.htmlを作成します。

root@shell-demo:/# echo Hello shell demo > /usr/share/nginx/html/index.html

シェル内で、nginxサーバーにGETリクエストを送信します:

root@shell-demo:/# apt-get update
root@shell-demo:/# apt-get install curl
root@shell-demo:/# curl localhost

出力にindex.htmlファイルに書き込んだ文字列が表示されます:

Hello shell demo

シェルを終了する場合、exitを入力します。

コンテナ内での各コマンドの実行

シェルではない通常のコマンドウインドウ内で、実行中のコンテナの環境変数の一覧を表示します:

kubectl exec shell-demo env

他のコマンドを試します。以下がいくつかの例です:

kubectl exec shell-demo ps aux
kubectl exec shell-demo ls /
kubectl exec shell-demo cat /proc/1/mounts

Podが1つ以上のコンテナを持つ場合にシェルを開く

Podが1つ以上のコンテナを持つ場合、--container-cを使用して、kubectl execコマンド内でコンテナを指定します。 例えば、my-podという名前のPodがあり、そのPodがmain-appとhelper-appという2つのコンテナを持つとします。 以下のコマンドはmain-appのコンテナへのシェルを開きます。

kubectl exec -it my-pod --container main-app -- /bin/bash

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